今年こそはちょっと本格的なお月見をしてみたい・・・。ススキもしっかり用意してお団子も台にのせてお供えしたい!
四季の移り変わりの行事は大事にしていきたいですよね。
でもあの台は何ていう名前なのかしら?どこに行ったら売ってるの?そもそも売っているもの?
そんな疑問にお答えする、名前と由来、そして簡単だけど高見えする作り方をお伝えしていきたいと思います。
お月見の時お団子をのせる台はなんて名前?
お月さまにお団子を供えるときに使う台は「三方」(さんぽう)といいます。
日本にしかないもので、別の呼び名では器台(きだい)とも言います。歴史は古くて、古墳時代に遡ります。
始まりの頃は土器で出来ていて、古代の人々は供物を盛り神や霊にささげていました。やがて土器で出来ていたものが木製になり現代の三方に変化してきました。
三方には色々な種類があり、「三方」は台の足に穴が3つあいていますが4方向に4つ穴があいたタイプもあります。
これは神社で使う場合が多いですが四方(しほう)といいます。
三方によく似たお供えを捧げる足つきの台には、足が短いもの、丸いもの、長方形のものと沢山の形があります。
使う神社や土地柄によってさらに色んな種類に分かれています。
どんな時に使うの?
現代では、お団子をはじめとしたお供え物を捧げるときに使われることが多い三方ですが、
江戸時代では、部下から上司に何か品物を献上する際に大事な品物として三方にのせて差し出したり、逆に、上司から部下へ褒美を渡す際に三方を使ったりしていました。
かしこまって品物をやり取りする際に多用されていたようです。
100均素材で簡単に手作りしてみよう
最初は厚紙と折り紙で作ってみたのですが、団子の重さに耐えかねてペシャッと潰れてしまいました。
なので大好き!な100均で何か使えそうなものはないかウロウロして見つけてきました。
■ 15センチ四方の木製トレー
■ ブルックリンスタイルの正方形のクリアな小物入れ
■ 黒の色画用紙
木製トレーが黒しかなかったので、色画用紙も黒を選んでいます。モノトーンなので、ちょっとかっこいい感じになります。色ちがいで茶色もあるそうなので探してみてください。
本当はDIYコーナーで板を買ってきて穴をくりぬいた方が本格的なのですが、簡単にしたいので今回は省略して
クリアな小物入れと色画用紙に頑張ってもらいます。
1、 クリアの小物入れの回りを囲うように色画用紙を巻き付けます。4つの曲がり角には折り目をしてだいたいの印をつけます。
2、 色画用紙を開いたら印に合わせてカットして長い長方形の形を作ります。カット出来たら、4つに折ります。
3、 折った紙をたたんで、1つの小さい長方形の真ん中あたりに穴を開けます。マスキングテープの形を利用して丸を書いてみました。三方なので、穴は3か所開けてくださいね。4つじゃないですよ~。
円の中心あたりにカッターで切れ目をいれてからはさみで丸く線にそって切れば上手にくりぬけます!
4、 穴を開けたら今度は、下の方の真ん中あたりをちょっと切り取ります。これで台の足っぽくなります。
5、 切り取れたらもう一度クリアの小物入れに巻き付けてマスキングテープで止めます。そして上に木製トレーを載せたら完成!!
かなり簡単ですが、木とプラスチックなので強度はありますし、遠目だとかなり本格的な見た目になっています。
材料も300円ちょっとで出来ますしマスキングテープを外せば元通りなので、お月見が終わったらそれぞれ別の用途に使うこともできます。
お子さんでも簡単にできると思いますので、良かったら試してみてくださいね。
ちなみに上にのせるお団子ですが、1つ2センチまでの大きさだとキレイに15個盛ることができますよ~
まとめ
小学生のころ、折り紙の三方は作ったことがあったのですが本来の由来も知らずにいました。
少し手を加えるだけで100均とは言え、だいぶしっかりした三宝を作ることが出来ました。今どきの100均は本当にすごいです!
とても簡単なので今年はお団子だけでなく三方も手作りされて、本格的なお月見を楽しまれてはいかがでしょうか?
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